元気で〜す 私の健康法

河合喜久男さん(95歳)

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 私は、あと一か月で満95歳。よくも生かされてきたものと、ありがたく感謝。

 “健康長寿”について聞かれても、特別なことがなく、強いていえばということで、10年ほど前から次のようなお答えをしている。

 まずよく歩くこと。一日一万歩。現在は足腰弱くなり、無理せず半減。早寝・早起き、一日三度の食事、バランスよく快食。エネルギーの源泉。生活リズムは崩さぬように注意している。そしてチャレンジ。何事にも関心を持ち実行。カラオケもその一つ。数年前から毎週、近くの文化センターで十数人の仲間と歌っている。会を形成、皆高齢者だが、元気で若々しい。医者からも、腹から声を出すことは健康によいと言われる通りである。

 若い頃は、人に負けまいと生きてきた。消極的で行動に移さず、ミスしなかった時よりも、積極的にやってミスした方が気分がよかった。社会に出てからも、仕事の上で積極的に行動して成功した例が多い。

 心と体は一体。気力と健康体は車の両輪のようなもの。この世に生まれ、両親や恩師、国や社会、自然の恵みによって生かされ、今の自分があるように思う。

 “ありがたい”と感謝の念が湧いてきて、その恩に報いようとする。年齢を重ねるにつれて、その思いが強くなり、奉仕の行動へと動く。その心掛けが、気力を奮い立たせ、健全な体を維持し、心に平安と幸せをもたらせてくれる様に思う。

(2016.4.15記)

平野 裕さん(84歳)

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日本翻訳家協会の表彰式で審査報告

 歩くこと、それも早いペース。毎朝のNHKラジオ体操と早寝早起き。

 60歳で退社。さっそくショックを受けたのは足腰が全く弱っていることだった。せっかちなので、エスカレーターの右側を駆けあがり最上段あたりでつまずく。「だいじょうぶ?おじいちゃん」と女の子にいたわられて精神的に傷ついた。買い物袋を片手に石段を下りたところでコケもした。「こりゃ大変だ」と足を鍛えるため速足で歩くようにした。

 町会長になり夏の早朝体操にヤクルトとラジオを運んだら、やがて毎朝、ラジオ体操の習慣が身についた。        

 その後TVで、速足の歩行が認知症の予防や治療に意外に効くという話を見た。また、人間の細胞は(数は60兆個でなくて37兆個と言う説が出た)それ自体が生命体で、主人の本体が「やる気」を起こせば、細胞も「活気づく」という関係にあるらしく、細胞内でエネルギーを産み出すミトコンドリアもはたき始めると言い、脳の働きが全身の細胞に伝わるようである。

 いま、人間の高齢化現象が物凄い勢いで進んでいる。その一方で、人体各器官の衰弱をどう補っていくかが大きなテーマだ。年取るに従い日が立つのも加速的に早くなる。仕事は増えても追い付かないので自然に身についたのが早寝早起き。毎夜8時頃寝て、時によってズレても夜半に起きる。私はもともと高血圧症で、現役時代から夜の仕事が多い職場習慣が身についていた。

(2016.4.20記)