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2024年4月15日

元長野支局長、倉嶋康さんの雑誌創刊号コレクションを長野県立歴史館が展観

長野県立歴史館入口のポスター

 55年入社の倉嶋康さん(91歳)が寄贈した雑誌創刊号のコレクション「出版物にみる現代信州人の“眼”」展が長野県立歴史館(千曲市屋代)で開かれている。6月16日まで。

 会場入口のボードに「寄贈者の倉嶋康氏は、元毎日新聞長野支局長で1999年当時は長野県環境保全協会企画部長・国際環境使節団団長、2005年当時は、NASL地球環境フォーラム代表として活躍していました」と説明があった。

 倉嶋さんもFacebookにこう書いている。「私は学生時代から創刊号の収集マニアでした。長野市に住んでいた時に書斎が埋まってしまい、家人の忠告もあってそっくり歴史館まで運んだのでした」

 その数、約1500冊。1930年から2004年までのものがあるが、今回展示されているのは、そのごく一部だ。

「週刊新潮」創刊号

 1956(昭和31)年2月19日「週刊新潮」▽59(昭和34)年4月20日「週刊文春」創刊特大号▽62(昭和37)年「週刊TVガイド」▽66(昭和41)年11月15日「週刊プレーボーイ」▽70(昭和45)年3月20日「anan ELLE JAPON」▽85年(昭和60)年「日経マネー」▽2001(平成13)年「アスキーPC Explorer」などなど。

 「長野冬季オリンピック招致ニュース」創刊号(1989年)や、信州弁で間抜け・バカモノを意味する「たぁくらたぁ」創刊号(2004年)もあった。

 入って最初の展示に「毎日新聞松本支局長」の名刺。倉嶋さんが読みかけで、しおりとして挟んだ名刺が残っていた。

(堤  哲)