随筆集

2017年10月2日

東日印刷の「アスナビ」佐藤凌選手に応援を!

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佐藤凌選手の見事なジャンプ!

 東日印刷は、従業員が約360人の小ぢんまりとした企業です。しかし、毎日新聞グループホールディングスの東日本の中核印刷会社と位置づけられ、新しいことに挑戦する意気込みにあふれています。ウェブ事業の開始、OA機器販売会社のM&A、理系大世界最高水準のインド工科大生の採用。何とか毎日グループの発展に貢献できないかと、模索を続けています。その中で、幾分ユニークで爽やかな試みが「アスナビ採用」です。

 「アスナビ」とは、日本オリンピック委員会(JOC)が実施しているトップアスリート就職支援ナビゲーションの略称です。企業の支援を望むトップアスリートと、会社の活性化やブランド力の強化を図りたい企業との採用をマッチングします。 東日印刷はアスナビの趣旨に賛同し、今年4月、陸上競技・走り高跳びの佐藤凌選手を採用しました。東日は2020年東京五輪で9競技の会場となる江東区内に所在しています。アスナビ採用が、従業員の一体感醸成に必ずや繋がるだろうとの思いがありました。2015年5月にJOCと江東区が共催したアスナビ説明会に初参加して以来、素敵なアスリートを採用するため、さまざまな選手やJOC担当者へ積極的にアクセスし、これが実を結びました。

 佐藤選手は、昨年の日本陸上競技選手権大会で準優勝した期待の若手です。写真でも分かる通り、今風に言えば「イケメン」の風貌で、スピーチ、気配り、身のこなしもスマートな好青年です。入社前の海外遠征で足首を痛めてしまい、今年度の目標としていた世界陸上への出場は叶いませんでした。今は気持ちを切り替え、9月の全日本実業団対抗陸上競技選手権出場に向けて、治療とリハビリトレーニングに励んでいます。

 佐藤選手は週に1日出勤し(オフシーズンは週2日予定)、それ以外は会社の支援のもと選手活動に専念しています。社内では、応援プロジェクトを立ち上げ、応援グッズや等身大パネルなどを作成し、プロモーションを推し進めています。

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 8月5日、東日の夏の恒例行事「納涼と懇親の夕べ」では、顧客や近隣住民の皆さんの前で、佐藤選手のお披露目が盛大に行われ、応援の熱い熱気に包まれました。

 東京五輪出場が佐藤選手と会社の最大の目標。それに向けた長い戦いは既に始まっています。

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佐藤 凌(さとう・りょう)選手のプロフィール

生年月日:1994年7月21日(満23歳)
競技種目:陸上・走り高跳び
出身地:新潟県長岡市
学 歴:東海大学
入社日:2017年4月1日

主な戦績

2016年6月 2016 日本学生陸上競技個人選手権大会  優勝  2m20cm
2016年6月 第100回 日本陸上競技選手権大会  2位  2m25cm

(東日印刷・西川光昭=社会部OB)