随筆集

2021年9月3日

Stay home中に、こんな運動はいかがでしょうか?

 コロナStay homeで運動不足解消に「体を動かしましょう」の特集が各紙に載っている。「筋肉は裏切らない」の近畿大・谷本道哉准教授、フィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一さん、大坂なおみ選手のフィジカルトレーナー中村豊さん、「きくち体操」の菊池和子さん……。

 図書館で毎日新聞のバックナンバーを検索していたら、96年前の大正14(1925)年1月20日付「大阪毎日新聞」(毎日新聞の前身)に「都会生活者の福音/疲れを忘るゝ 新しい室内運動法」が写真入りで載っていた。

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 運動は全部で3つ。

 1 写真右上「からだをまげ手を足につけて」

両脚を開いて前かがみとなり、右手を左足のくるぶしに触れる。次に左手で右足のくるぶしに触れる。これを繰り返す。「疲れを覚えるまで続ける」。

 2 写真中央「両腕をのばしてからだを右へ左へ前へ」

両脚を心もち開き両手を開いたまま両腕を頭の上にまっすぐ挙げる。そしてそのまま半弦を描くつもりで上体を左に、前に、右に傾ける。

 3 写真左「威勢よく股を開いて脚をのばす」

後頭部に両手をあて、腰や背を曲げないで先ず左足を横へピンとはねだし、次に右足をはねだして、室の一隅から他の一隅へ歩くのです。

 結構キツイですよ。試して下さい!

(堤  哲)