2016年8月12日
井草隆雄さんのお別れ会
社会部のダンディ記者だった井草隆雄さん(6月6日死去、84歳)のお別れ会が、8月 5日午後1時から東京・有楽町の新国際ビル内、日本交通協会会議室で開かれた。猛暑、リオ・オリンピック開幕という気ぜわしいなか、毎日同人、友人、知人、井草夫人タミさん、長女の幸子さんら61人が出席した。演壇には遺影が、両脇には花が飾られた。(追悼欄参照)
まず、司会の堤哲さんから、故人略歴(前橋高校-東京外国語大学イタリア語科-東京新聞-1967年<昭和42年>10月、毎日新聞入社)、毎日での職歴(警視庁キャップ、社会部デスク、千葉、横浜支局長、写真部長、地方部長、編集局次長)紹介があった。そして、森浩一さんの開会あいさつ、元日航スチュワーデス菅野道子さん(故人の大学後輩)献杯で歓談の輪が広がった。故人生前の仲間も姿を見せた。井上幸彦元警視総監、宮本泰介習志野市長、佐藤正巳千葉県議、友人の田村泰一氏ら8人が遺族に挨拶した。故人が警視庁クラブに長かったため、この日の参加者の中から警視庁キャップ経験者が呼ばれ演壇前に並んだ。堀越章、加藤順一、田中正延、中島健一郎、常田照雄さんら5人。それぞれ、故人との思い出や苦労話を披露した。井草さんは、当時、警視庁捜査一課の名物刑事、平塚八兵衛さんに食いこんでいた。そこで毎日が井草さんを引き抜いたのが”真相”との裏話も飛び出した。故人と競った社会部同人は高齢だが、田中浩さんは夫人の付き添いで浜松から、堀井淳夫さんは90歳ながら杖を片手に、加納嘉昭さんは入院先 の大学病院を抜け出して、参加した。長老格の愛波健さんが「井草さんは、千葉を愛し、毎日退職後は、千葉で働きたいと言っていた。希望通りに千葉で余生を過ごすことが出来て良かった」と挨拶をしめた。最後に夫人の井草タミさんが「主人のことをたくさん聞かせていただいてありがとうございました」と仲間の皆さんに御礼を述べた。
(沢畠 毅記)
当日の毎日同人参加者(本文中の登場人物は除く、順不同、敬称略)天野勝文、石井富士男、石塚浩、板垣雅夫、岩尾光代、畝村治男、小川一、大坪信剛 勝又啓二郎、国井道子、河野健一、小松浩、佐藤忠峯、沢畠毅、渋澤重和、大洞敬、高尾義彦、高木康紀、高橋豊、寺田健一、中井良則、中田章、中村恭一、中村静雄、野村修右、永井康雄、橋口正、原田三朗、平野裕、堀一郎、前田昭、松田喬和、三浦正巳、水野順右、山田尚宏、山本貞夫、吉沢孝、横山敏彦、横山裕道、渡辺洋子