2021年2月4日
銀座で開催中の書展に「毎日書道クラブ」の作品
まずこちらの書を見て下さい。何と読むのでしょうか。

「正任」の署名が入っています。元社長・北村正任さん(79歳)の作品です。
「消えよ」のあとが難解です。こんな漢字があるのか? ありません。
《コロナウイルス》と読めませんか。カタカナで「新字」をつくったのですね。
消えよコロナウイルス!
願いが込められています。ジャーナリストですね、正任さんは。
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この作品は、東京・銀座のセントラルミュージアム銀座(中央区銀座3-9-11紙パルプ会館5階)で開催中の第45回湖心社書展に展示されています。7日(日)まで、入場無料。
この書展には、毎日新聞書道クラブの会員が出品しています。作品を見ましょう。

右から元監査役・高尾義彦さん(75歳)、元毎日書道会専務理事・寺田健一さん(79歳)、左端は北村正任さんの作品です。


この2点は1964(昭和39)年入社の菅野文彦さん(80歳)。経理・広告で13年、三菱商事に転職し、メルセデスベンツ日本の取締役、さらにディーラーの社長を務めました。
もうひとり。編集局各部の事務を担当した石崎瑠璃さん(72歳)の作品は、これです。

「逸」ですか。写真は光線の加減で薄い色がついているように見えますが、真っ白の紙に墨痕鮮やかに、です。
指導にあたっている「湖心社」代表の書家、友野浅峰さん(79歳)は「それぞれ思いのこもったよい作品に仕上がっています」と、「客員」出品の作品を褒めていました。
(堤 哲)