2022年11月21日
高崎市の老人施設に入居した大住広人さんを、元東京支局員らが囲んで
毎日新聞社新旧分離時の労働組合委員長で、東京編集局編集委員、読者室長などを歴任した大住広人さん(85歳)を囲んでの懇親会が11月5日、東京・水道橋駅前の「余白」(亀山久雄さん=印刷局OB=経営)で開かれた。
奥様が亡くなられ、それまで暮らしていた京都を引き払って、群馬県高崎市の社会福祉施設(高年者有料ホーム)に転居したのを機に、大住さんの東京社会部東・西支局長時代を中心に、薫陶を受けた懐かしい面々と一献傾けようとのことで計7人が集まった。佐藤哲朗さん、近藤義昭さん、仁科邦男さん、飯島一孝さん、平野秋一郎さん、それに私(宗岡)。平野さんは沖縄・石垣島からの参加だった。
大住さんは10月に健康型の有料老人ホームをはじめ11の各種ホームと診療所、温泉付き、成人病中心の病院(提携)等がある総合老人社会福祉施設(6万6000平方メートル)に入居した。社会部で厚生省(現・厚労省)担当していた佐藤さんの紹介によるという。
入居のいきさつを大住さん自らが説明し、快適な生活ぶりについても披露。ただ、施設内の温泉は男女交代制ながら、入湯するには入居者の多くを占める女性たち優位の間を縫って利用しなければならないとか、今回のように一旦外出をするとコロナ禍の影響で5日間は自室から出ることが出来ず、謹慎しなければならない、といったことを冗談交じりに話した。
参加者の近況報告や大住さんの支局長時代の思い出、仲間の消息などに話の花が咲いたが、当時の支局員のうち、佐藤健さん、小島一夫さん、田中青史さん、竹田令二さん、斎藤正利さん、塩谷倫さんらが鬼籍に入り、それぞれに在りし日を懐かしむ言葉とともに偲んだ。
また、ロシアのウクライナ侵攻や安倍晋三元首相銃撃事件など時事問題にも話が及び、独特の見地からの酔論も飛び交い〝大住節〟が至る所で炸裂した。
(宗岡 秀樹)