集まりました

2024年6月19日

旧長野支局会に池畠恵治元支局長ら9人参加 終電間際まで盛り上がる

 1990年代半ばに長野支局で活躍した9人が6月13日、東京・新宿の信州料理店「串の蔵」に集まり、旧交を温めた。

 当時支局長だった池畠恵治さんによる乾杯の挨拶で始まった。松本サリン事件、長野冬季五輪という地方支局では珍しい大きな取材を経験したこともあり、支局時代の思い出を語り合った。スクープしたことよりも失敗談のほうが盛り上がったのは、年をとったせいか。近況報告では皆さん、充実した日々を送っていることが明かされ、陽気な酒宴となった。

右列手前から、山田、勝田、池畠、齋藤、左列手前から柴沼、河田、石井、関口、佐藤の各氏

 まだ毎日新聞の現役は3人いて、齊藤信宏さんは編集担当執行役員として会社の屋台骨を背負っている。勝田友巳さんは学芸部長を経て、毎日新聞の映画サイト「ひとシネマ」の編集長。名カメラマンの関口純さんは、写真を担当した新刊「TOKYOレトロ探訪」が話題を呼んでいる。

 転職組も共同でソウル特派員などを歴任した佐藤大介さん、東洋経済新報社の取締役の山田徹也さん、日本陸連から東京2025世界陸上財団に出向している石井朗生さんと各自の得意分野で活躍している。また、池畠さんは野菜作りなど悠々自適の生活を楽しんでいるほか、河田康史さん(元甲府支局長)は今年毎日新聞を退職し、第2の人生を始めたばかり。

 会のきっかけは私がフェイスブックに掲載したギャングのようなコスプレ写真を、後輩の佐藤大介さん(現共同通信論説委員)が面白がって連絡をくれたこと。長野支局時代は忙しい取材の合間を縫って、支局員は連日連夜、権堂の街を飲み歩き、私と佐藤さんがギャングのようなファッションをしていたことが話題になっていた。そのことを覚えていたのだ。せっかくなのでと私が幹事となり、東京在住で連絡先を知っている同人に呼び掛けたところ、たちどころに参加者が集まった。

 2次会は終電間際まで盛り上がり、定期的に開こうと衆議一決。「最高に楽しい夜だった」「長野支局での5年間が、記者生活の礎になっている」など、みんな満足気だった。

 今回、連絡先が分からなかった人もいたので、関心がある元長野支局関係者は私まで連絡をいただきたい。

(日本証券新聞社 柴沼 均)