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2024年9月30日

西部毎友会総会開催、48人が参加し、傘寿、古希のお祝いなど

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総会後の懇親会での乾杯

 西部毎友会総会が9月24日(火)正午から毎日西部会館で開かれた。4年ぶりの開催だった昨年より20人ほど少ない48人が出席した。都合により幹事を辞した福田誠さんの後任、永吉和幸・幹事の司会で会は進行した。

 冒頭、この1年に亡くなられた会員14人の冥福を祈り、全員で黙祷をささげたあと、淵上忠之・西部毎友会会長が、経営危機から再建を果たした47年前を例に引きながら「毎日新聞はいざという時、底力を発揮するパワーを持っている。厳しく急激な変化の中、新しい新聞社像を創り上げてくれるものと確信している」とあいさつした。続いて、4月に就任したばかりの高添博之・西部本社代表が、昭和最後の入社で、新聞編集とデジタル部門の「二刀流」で過ごしてきた経歴を自己紹介し「西部は初めてだが、北九州シェアナンバーワンが示すように、こんなに毎日新聞が読まれている地域は経験がない。西部の歴史を学び、現在進行中の中期計画のV字回復を達成できるよう、歯を食いしばって頑張っていきたい」と再生への意欲を語った。

 続いて、傘寿(13人)古希(14人)の表彰に移り、この日出席した5人に淵上会長から記念品(上腕式血圧計)が手渡された。表彰者を代表して傘寿の森田稔さんが「60年前、20歳の時に佐賀から、当時本社のあった門司港に降り立った。危機の時も潰してなるかと頑張ってきた世代。いつまでも活字を大事にする社会であってほしい、社会に役立つ新聞であってほしい」と謝辞とともにあいさつした。

 新入会員の紹介の後、23年度の会務、決算報告、24年度予算の説明があり、拍手で承認され、滞りなく総会は終了した。

 午後1時から、懇親会に移り、代表はじめ12人の現役幹部も加わった。田中健治さんの「何とか生き延びてほしいというのが偽らざるところ。現役諸君の奮闘を願う」との激励を込めた音頭で乾杯をした。毎年評判の良い「あお木」の弁当を味わいながら、ビール、焼酎と杯も進み、話も弾んだ。時代なのか、今年はノンアルコールビールの「売れ行き」がよかった。

 西部本社幹部の自己紹介のあと、OB・現役のエール交換があり、OBを代表して倉田真さんが「今日が誕生日、81歳になった。私たちの時も厳しい中で頑張ってきた。厳しい中から道は開ける。ニュースで勝つ、が大事。再生を祈っている」と激励。現役を代表して木下武・社長室次長が「取材網、販売網の維持が困難な中、読者にニュースを届けることは変わらない。地域に必要とされるように頑張っていく」と決意を述べ、懇親会は中締めとなった。

(西部毎友会・黒岩 静一)