2025年2月25日
83.7歳、「ゆうLUCKペン」出版記念パーティーに16人

毎日新聞(東京)OB同人誌「ゆうLUCKペン」第47集の刊行記念パーティーが2月22日、パレスサイドビルの喫茶「花」で18人が出席して開かれた。今回のテーマは「高齢の道は未知に満ちて……」。同人各位の心境にモロに響いたのか、最年長98歳の本田克夫さんはじめ24人が健筆を振るっている。
96歳の磯貝喜兵衛さん(元毎日映画社社長)の乾杯の音頭で開会。磯貝さんは隅田川を臨む中央区の自宅から竹橋まで歩いて来たと健康をアピールし、一同を感心させた。ちなみに出席した同人の平均年齢は83.7歳。
新入会の朝比奈豊さん(元社長)が記者時代から取り置いた本や資料、メモ帳がいくつもの段ボール箱にあふれ、その整理に追われていると近況報告。前田康博さん(元ソウル支局長)も終活のためトラック9台分の本を処分したと体験談を話すと、中島健一郎さん(元常務)が「本や資料は捨てちゃダメ!」と叫び、朝比奈さんにメモを生かして回顧録を書くよう促す一幕も。
92歳の倉嶋康さん(元長野支局長)が認知症検査を受け、その心配はなかったが、介護2と判定されたことを、同席した奥様の伸さんが〝暴露〟すると、ご当人は「言いたいことをみんな言われた」と笑いを誘った。
また横山裕道さん(元科学環境部長)が「トランプ米大統領の再登場は地球環境に致命的な打撃を与える」と危機感を訴えると、賛同する拍手。すると「それは分かるが、世の中何とかなる。トランプ、もっても2年や」と大住広人さんが元組合委員長の経験に裏づけられた政治力学を説くなど談論風発。活発な応酬の中にも和気藹々の雰囲気のうちに再会を期して幕となった。
第48集の原稿〆切は11月。テーマは幹事長諸岡達一さんが独断で決めて、7月ごろに流されるが、何をどれだけ書くかは筆者の自由である。奮って参加下さい。
毎日新聞OBなら誰でも同人になれます。少なくてもあと3集、第50集までは刊行する予定で、この日参加した最若手の北村勝彦さん(毎栄)は、「私が55歳を迎える第55集までは発行を続けて欲しい」と強く要望した。
第47集は、1冊1千円でお分けしています。パレスサイドビル2階「毎栄」北村勝彦さんまで。同人(年会費5千円)会員(同2千円)の入会も受け付けています。
(松崎 仁紀)