2023年6月8日
ペットボトルに元北京特派員、網谷利一郎さんの句が採用されました
暑い季節、お茶のペットボトルを飲み干した貴方!「伊藤園」の「お~い お茶」だったら、ラベルに記された俳句にご注目下さい。
「宇宙旅行 ちょっとそこまで 冬銀河」 網谷利一郎
という一句を見かけるかもしれません。
71年入社、中部報道部~東京社会部で、敏腕事件記者として鳴らし、さらに外信部に移って香港支局~北京支局と中国国内を渡り歩いた猛者、網谷利一郎さんです。静岡支局長を務めた後は一線に戻り、横浜支局管内の駐在勤務で、「最も多くの県版原稿を書く記者」として知られていました。
引退後はゴルフに麻雀に腕を発揮していましたが、本紙の「仲畑流万能川柳」に刺激されて、同欄に投稿を始めました。もともと「ダジャレの王様」でしたが、さらなる発展を目指して、近くの俳句教室に通い出し、訓練を繰り返していました。
昨年、「お~いお茶」へ投稿。同年末に195万句のうち、ラベルに掲載される優秀句2000句の一つに入選しました。「お~いお茶」は年間生産本数350億本。
無論、本人の下には、ラベルに句と名前が刻印されたものが、百本単位で折々に届けられている、とのこと。私も飲み会の席で一本ゲットしましたが、句と名前が光り輝いて見えました。
単純計算で、今年一年で1750万本に網谷さんの句が載るわけで、まだまだ目にする機会が多々ありそうです。もし、見かけたら“ラッキー”と、同人の活躍を喜んでください。
(中部報道部~社会部時代からの後輩 清水光雄)