講演する山口香さん

　東京毎友会の第70回定期総会は10月21日、本社ビル内の「アラスカ」で開催した。

　まずは柔道で “女三四郎” といわれた山口香さんが登場。1984年の世界選手権金メダル、1988年ソウルオリンピック銅メダル、現在は筑波大学で教鞭をとり、スポーツ庁参与を勤める山口さんは「スポーツの力、ラグビー・ワールドカップから東京2020へ」と題して講演。

　前日に南アフリカに敗れたＷ杯の話から。「前任のヘッドコーチが徹底的に型にはめる、個性は認めない教えで４年間鍛え、ベスト８に導いた現ヘッドコーチが型は破る、自分で考えることを教えた。守破離の教え、８年間かけて強いチームにしたのです。奇跡は準備あったからなのです。学ぶべき教えで、スポーツの力は素晴らしい。東京オリンピックの金メダル目標は30。過去最高は16。Ｗ杯ベスト８に入るより難しい。でも人々を鼓舞する大会になりますよう願っています」

　続いて議事へ。この１年に亡くなられた42人の方へ出席者90人で黙禱。石井國範毎友会会長の挨拶の後、会員のみに購読料補助が出るようになったため新会員は189人になったと報告、運営委員16人を承認し懇親会へ。丸山社長が「お孫さんに新聞を読む習慣を付けるため小学生新聞の購読を」と呼びかけ、歓談に。山口さんには最後までお付き合いいただき、囲む輪が続いた。

［東京毎友会　役員・運営委員］

会　長	石井國範
相談役	高尾義彦
顧　問	立山清也
運営委員	阿部丈夫、荒川冨士男、岩崎鴻一、遠藤克己、今野当夫、杉山和一郎、田口正穂、田中稔、大洞敬、中原和昭、町田健、松下禮子、山口恒夫

（東京毎友会・岩崎鴻一）