2017年9月24日
新聞協会賞受賞を祝う会 3コマ、0.2秒に決定的瞬間!
リオ五輪4×100mのボルト選手(ジャマイカ)とケンブリッジ飛鳥選手が並走している写真で、2017日本新聞協会賞を受けた梅村直承(なおつね)記者=現北海道支社報道部写真グループ=のお祝いの会が21日、パレスサイドビルB1毎日ホールで開かれた。
毎日新聞の編集部門での受賞は29件、写真部門では昨年に続く連続受賞で7回目で、いずれも最多受賞である。
まず丸山昌宏社長が「動画全盛の時代に、一瞬を切り取ったこの写真のインパクトは強かった。皆さんとともに受賞を喜びたい」と挨拶、朝比奈豊会長が乾杯の音頭をとった。
続いてゲストの鈴木大地スポーツ庁長官。10月からスポーツ面にコラム「長官鳥瞰(ちょうかん)」を月1回執筆することになっている。タイトルも自ら考えたという。「スポーツ写真が新聞協会賞を受賞するのは初めてと聞いてびっくりしました」などとお祝いの言葉を述べた。
会場には、受賞の写真を撮影したキャノンのカメラが600ミリの望遠レンズを付けてセットされ、キャノン代表も「私どもも社内で鼻高々です」と喜びを話した。
受賞者梅村記者は「1秒で14コマの連射ができます。この場面が写っていたのは3コマ。ピントはすべて合っていました」と報告した。
1÷14×3=0.21
あの場面は、わずか0.2秒の出来事だったわけだ。一瞬を切り撮る作業は大変である。
(堤 哲)