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2018年4月16日

横山大観展がお隣の近代美術館で開催中

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 生誕150年、没後60年記念の横山大観(1868~1958)展が5月27日まで北の丸公園の東京国立近代美術館で開かれている。毎日新聞の主催イベントだ。

 「群青富士」(展示は5月6日まで)や初公開の「白衣(びゃくえ)観音」など展示作品は約90点にのぼる。

 目玉は、重要文化財「生々流転」。長さ40メートル余が全巻展示されている。

 この作品は、第10回再興院展に出品された。上野公園「竹の台陳列館」での初日が1923(大正12)年9月1日。正午前、関東大震災に見舞われた。幸い作品には被害がなかった。

 この事実は、会場に流されている作品紹介のビデオで知った。大観が「生々流転」の下絵を描きあげたのはこの年の3月。それから半年間、80メートル以上の絹地を使って、完成させたという。無事でよかった!

 5月8日からは、「夜桜」と「紅葉」が同時に展示される。「夢の共演」と、同展のパンフレットにある。

 私は開催2日目の14日(土)に鑑賞して、帰りにパレスサイドビル「赤坂飯店」で久しぶりに野菜そばを食べた。「横山大観展に行かれたのですか」と店員に聞かれ、チケットを見せると、デザートとして杏仁豆腐のサービスがあった。

 パレスサイドビル内の飲食店などで「チケットサービス」を実施している。ただし日曜、祝日はビルが休館なので、サービスは受けられない。

 皇居の新緑を楽しんで、芸術鑑賞。そのうえ懐かしのパレスサイドビル飲食店で食事も一興だと思いますが、いかがでしょうか。

(堤 哲)