2018年4月26日
世界に誇れるパレスサイドビル
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月刊「東京人」5月号の特集は「1960〜1970年代 ビル散歩」。
その内容紹介――。今年は日本初の超高層ビルとして霞が関ビルディングが誕生してから50年。その後40階を超えるビルディングの建設ラッシュが続きました。
高層ビルが都市の発展の象徴であったいっぽうで、団地に変わってマンションが登場し、私たちの住環境も大きく変化しました。
1960?1970年代に建てられたビル群の時代の結晶を読み解きます。
その34ページに「オフィスビルの日本代表」として、パレスサイドビルが紹介されているのである。うれしいではありませんか。
「完成した時代ならではの格好よさに磨きをかけて、今も現役。世界を巡ると、そんなビルに出会うことが少なくない。そこに自信を持って送り出せる日本代表がこのビルだ」
パレスサイドビルは、1991年に優れた既存建築物を表彰する第1回BELCA 賞のロングライフ部門に服部時計店、丸ビルなどともに選ばれた。建築業協会(BCS)賞、モダニズム建築20選に選ばれるなど、いくつもの賞を受けている。
1966(昭和41)年完成。設計は日建設計の林昌二氏である。
(堤 哲)