2018年11月9日
朝日新聞連載コラム、「折々のことば」に本社記者・小国綾子さん登場
今朝(11月9日)朝日新聞1面の連載コラム、鷲田清一「折々のことば」に、毎日新聞記者小国綾子さんが登場した。
迷うのは、自分で選ぼうとしている証拠。自分の頭で考えている人だけが得られる「勲章」みたいなものだ。
鷲田さんのことば――
それでも迷いが吹っ切れない時は「やったことのない方を選ぶ」と毎日新聞記者は言う。嫌な仕事もやってみたら発見があったり、「できないこと」ばかり数えて凹(へこ)んでいた子育て期に旅に出たら、赤ん坊がいたからこそできた経験があったり。人生に思いもよらない線がいっぱい引けた。『?(疑問符)が!(感嘆符)に変わるとき』から。
小国さんは、毎週火曜日の夕刊に「あした元気になあれ」を連載している。引用された『?(疑問符)が!(感嘆符)に変わるとき―新聞記者、ワクワクする』は2014年刊(汐文社)。
私は残念ながらこの本を読んでいないが、『アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた』(径書房、2013年度ミズノスポーツライター賞受賞)は面白かった。
地元の野球チームに入った9歳の息子・太郎クンが、日米の野球に対する考え方の違いに戸惑いながら成長していく。支えになったのはメジャーリーガー・上原浩治投手の言葉。「あきらめるな。あきらめたら、そこでゲームオーバー。でも、あきらめなければ可能性はゼロじゃない。だから絶対にあきらめちゃいけない」
太郎クンの背番号は「19」である。
小国さんは、1990年入社。夫(毎日新聞記者)のアメリカ勤務に退社して、家族で渡米。4年後の2011年に帰国し、毎日新聞社に再就職した。現在、統合デジタル取材センター勤務。
(堤 哲)