2019年12月23日
27日開幕、花園の高校ラグビーに注目!
ラグビーW杯の影響か、27日から大阪・東大阪市花園ラグビー場で始まる「第99回全国高校ラグビー大会」のチケットの売れ行きが好調なのだという。
この大会の主催者は毎日新聞社なのに、12月20日付朝日新聞夕刊に報じられた。
その記事によると、12月1日に販売を始めた前売り券の売上枚数は、2週間で約3600枚。売り上げが過去最高だった前回大会の同時期に比べて約2倍増。チケットは全席自由席で一般1200円(高校生300円)。当日券も価格は同じで事前に買う「お得感」はないが、関西ラグビー協会の担当者は「W杯のチケットが買えない人が多かったこともあり、早めにチケットを確保しておこうという心理が働いているのではないか」とみている。
そして《前回大会の総売上枚数は1万300枚ほど。今大会は2万枚は見込めそうだという。W杯でラグビーに興味を持った「にわかファン」が、例年以上の盛り上げにひと役買っている》と書いている。
この大会の始まりは、1918(大正7)年。ラグビーのルーツ校慶応義塾の13(大正2)年度キャプテン杉本貞一氏(1892~1956)が、慶応の先輩で当時大阪毎日新聞社会部長だった奥村信太郎(のち社長、1875~1951)に大会開催を持ち掛けたところ、「費用は一切面倒をみるから」と奥村が答え、実現した。
戦中・戦後3年間中断しているので、ことしが第99回。全国の予選を勝ち抜いた51校が「高校ラグビー日本一」を目指し、熱戦を繰り広げる。 組み合わせは、別表の通り。
日程は、27日(金)午前10時半から開会式、正午から1回戦▽28日(土)1回戦▽30日(月)2回戦▽1月1日(水・祝)3回戦▽3日(金)準々決勝▽5日(日)準決勝。 優勝戦は、7日(火)午後2時キックオフだ。
(堤 哲)