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2020年10月29日

元出版写真部・平嶋彰彦さんの写真展 11月6日から

 元出版写真部、平嶋彰彦さんの写真展「東京ラビリンス」(予約制・WEB展)が、今年25周年を迎える駒込のギャラリー「ときの忘れもの」で11月6日から開かれます。

 以下は「ときのわすれもの」ホームページに掲載された案内です。

会期=2020年11月6日[金]—11月28日[土] 11:00-19:00※日・月・祝日休廊
※アポイント制にてご来廊いただける日時は、火曜~土曜の平日11:00~19:00となります。
※観覧をご希望の方は事前にメールまたは電話にてご予約ください。

画像
会場の画廊「ときの忘れもの」オーナーの綿貫不二夫さん(75歳)と平嶋彰彦さん(74歳)=右。綿貫さんは元毎日新聞販売局。平嶋さんと入社同期(1969年入社)=堤哲さん撮影

 ときの忘れものから、写真家・平嶋彰彦さんのポートフォリオ『東京ラビリンス』を刊行いたします。ポートフォリオ『東京ラビリンス』は、『昭和二十年東京地図』(写真・平嶋彰彦、文・西井一夫、1986、筑摩書房)の写真の中から、監修の大竹昭子さんが写真を選出し、ニュープリントしたモノクローム写真15点が収録されています。

  『昭和二十年東京地図』は、平嶋さんが当時手にした復刻版『戦災焼失区域表示 コンサイス東京都35区区分地図帖』(東京空襲を記録する会、日地出版、1985)を西井一夫さんに見せたところ興味を示し、『毎日グラフ』での連載企画がスタートしました。平嶋さんと西井さんは、1985年9月~11月にかけて(1986年1月~2月に撮り直しあり)、東京の街を取材して歩き、それが書籍化されました。

 今回、平嶋彰彦ポートフォリオ刊行に伴い、写真展を開催します。

 作家在廊日時:(いずれも12:00~17:00 変更になる場合もございます)
 11/06(金)07(土)13(金)14(土)20(金)21(土)27(金)28(土)

 平嶋彰彦ポートフォリオ『東京ラビリンス』概要
 オリジナルプリント15点組 各作品に限定番号と作者自筆サイン入り
 撮影:1985年9月~1986年2月 制作:2020年 限定10部
 2020年10月30日 「ときの忘れもの」発行

日頃ぼくが好んで口走るフレーズに“過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい”というのがあるが、平嶋さんの15点の写真はまさにこのフレーズにぴたっとくるのである。つまり、古今東西、世界中の写真家たちが写し撮った夥しい写真も、世界史の、人類史の貴重な記録ではあるが、一人の人間が押したシャッターの内実には、更に抜きさしならない何かに支えられているからである。
森山大道(平嶋彰彦ポートフォリオ『東京ラビリンス』パンフレットより抜粋)

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