2021年1月5日
元サンデー毎日編集長、潟永 秀一郎さん、愛犬を悼む
元「サンデー毎日」編集長、潟永秀一郎さん(現東日印刷)が、ご自分のフェイスブックに「ペットロス」の哀しみを報告しています。
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公的ではない喪中欠礼のご挨拶です。
元日の午前3時半、子犬から15年、人生を共にした愛犬チェリンが死去しました。
亡くなる1週間ほど前から少し息苦しそうでしたが、3日前まで普通に散歩に行って、ご飯もおやつも食べていました。2日前から急に呼吸が荒く、足腰立たなくなり、2回注射に行きましたが、最後は妻の腕の中で、眠るように逝きました。
もう立ち上がるのも厳しいのに、亡くなる1時間ほど前、私のベッドの横まで歩いてきて私を呼び、直前は小さく鳴いて妻に「抱っこして」と知らせてくれました。
福岡・天神の街頭で保護犬のケージで震えていたのを長男が引き取ってきてから、子どもの高校・大学進学、就職、結婚。新聞記者だった私の転勤、サンデー毎日への異動、東京転居という激動の時期を、いつも癒し支えてくれた、本当に家族でした。
飼い主バカですが、言葉を理解しているとしか思えない反応や、私に叱られている二男の前に立って庇うように「クーン」と鳴いたり、凹んでいる家族の顔を舐めに来たり、よく「家族で一番賢いよね」と言っていました。
みんなで側にいてあげられる正月休みに逝ったのも、最後の親孝行でした。
喪失感は想像以上ですが、間もなく産まれる二男の娘に、すべての愛情をバトンタッチしていった気がします。
たくさんの思い出と愛に感謝します。ありがとう、チェリン。
(正月早々、私的な訃報をすみませんでした)