2021年1月15日
TBSプレバト!!で紹介、石寒太さんの俳句歳時記
TBSの俳句人気番組「プレバト!!」を見ていたら、毎日新聞出版から発行されている季刊『俳句αあるふぁ』元編集長の俳人石寒太さん(本名・石倉昌治、77歳)編著『ハンディ版 オールカラー よくわかる俳句歳時記』(2020年12月ナツメ社刊)が紹介された。
この番組で俳句の査定をしている夏井いつき先生が「歳時記に自作が掲載されるのは一生の栄誉」と「プレバト!!」で発表した3人の作品が掲載されたことを発表、「(編著者の)石寒太さんは、俳句の世界の実力者のひとり」と紹介した。
その3句。
季語「双六」に、お笑いコンビ「フルーツポンチ」村上健志の作品。
双六の駒にポン酢の蓋のあり
季語「着ぶくれ」に、タレント的場浩司の
職質をするもされるも着膨れて
季語「無花果」に、お笑いコンビ「オアシズ」光浦 靖子の
無花果や苛(いじ)めたきほど手が懐(なつ)き
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この歳時記、ナツメ社のHPでは「句会・吟行への携帯に便利なハンディサイズの歳時記。基本季語から表現の幅が広がる関連季語まで、充分な6630語を収録しました。季語のイメージが膨らむカラー写真、古典から現代までの幅広い例句、わかりやすい解説で初心者から愛好者まで長く愛用していただける一冊です」。
小B6判・640ページ。定価:2,100円+税
ISBN:978-4-8163-6936-0
編著者の石寒太(石倉昌治)さんは、国学院大文学部卒。加藤楸邨に師事。1988年「炎環」を創刊、主宰。毎日新聞社『俳句αあるふぁ』編集長、毎日文化センターやNHK俳句教室の講師をつとめた。『あるき神』『炎環』『翔』『夢の浮橋』『石寒太句集』などの句集多数。
(堤 哲)