2021年4月15日
元外信部、永井浩さんの「ミャンマー民主化伴走記」を福島清さんが拡散
アウンサンスーチーさんの「ビルマからの手紙」を紙面化した永井浩さん(79)が、WEB上の「日刊べリタ」で、軍部のクーデターが起きたミャンマーについて論評を続けていることは、2月にお知らせしましたが、友人の福島さんが「クーデターと私たち~ミャンマー民主化伴走記」としてレポートを再録、多くの人に読んでほしいと呼びかけています。
福島さんは北大生・宮澤弘幸「スパイ冤罪事件」の真相を広める会の事務局を務めていますが、「広める会」の会報号外として、永井さんの19本の論評を紹介。「東南アジア問題を徹底取材した経験を基礎にしたミャンマーに関する論評は、歴史・風土・人々から仏教の関わりまで多彩です。とりわけ、ODAを通じて、ミャンマーの経済に深く関わっている日本政府と財界の姿勢を鋭く糾弾しています。この永井レポートは、ニューズウイークが注目して連載をはじめ、4月9日版は、81,000ものアクセスがあったとのことです。今、ミャンマー民主化と闘う人々と連帯して、日本国内でも在日ミャンマー人をはじめ多くの方々が、ミャンマー国軍の暴挙糾弾の行動を起こしています」と拡散の趣旨を記しています。
「伴走記」ですので、継続します。続きはぜひ「日刊ベリタ」 www.nikkanberita.com をご覧ください――と福島さん。2月1日紙面は
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=202102012123521
「広める会」はhttp://miyazawa-lane.com/
これまでのレポート19回の見出しは以下の通りです。
1 ミャンマーでクーデター、日本政府は今度こそ民主化支援を惜しむな バイデン米政権はスーチー氏らの解放求める(2021/02/01)
2 スーチーさん、4度目の自宅軟禁 よみがえるミャンマー国民の軍政への恐怖(2021/02/03)
3 「アウンサンスーチー」か「アウン・サン・スー・チー」か メディアの表記不統一が意味すること(2021/02/04)
4 アジアの女性政治指導者たちの栄光と失脚 新しい指導者像を予感させたスーチー氏の復権は可能か?(2021/02/05)
5 ミャンマーの軍政反対デモ、連日つづく 仏教の真実を求め、「諸行無常」を現体制否定の武器に(2021/02/07)
6 キリンの英断、ミャンマー国軍系企業との提携解消 企業の倫理責任重視は世界の潮流(2021/02/08)
7 軍は再び民主化デモへの武力弾圧に乗り出すか ミャンマー国軍に「ファシスト」日本軍の負の遺産(2021/02/12)
8 ミャンマーの民には義理がある! 日本軍兵士たちが戦場で見た「もうひとつのビルマ」(2021/02/18)
9 民主化に託すミャンマー国民の「豊かな」暮らしとは? ビルマで日本の経済繁栄を自問した元日本兵(2021/02/21)
10 「おなじ人間として」の灯を受け継ぐために 「3・11」とミャンマー民主化をつなぐもの(2021/02/23)
11 ミャンマー国軍の武力弾圧激化、日本政府の新規ODA停止は民主化逆行の歯止めになり得るか 問われる人権への本気度(2021/03/01)
12 ミャンマーの名もなき英雄たち「恐怖からの自由」を武器に非暴力で軍の銃口に立ち向かう(2021/03/06)
13 ミャンマー・クーデター、新聞社説は政府の絵空事を合唱 問われる日本の民主主義 (2021/03/12)
14 クーデターで混乱長期化のミャンマー 都市部の物価高騰が貧困層直撃、不服従運動で輸出入が低迷、戸惑う進出企業(2021/03/21)
15 「ビジネスにも日本の美学を」スーチー氏がミャンマー進出日本企業にもとめる「和敬清寂」の精神(2021/03/27)
16 孔雀の勝利の踊りはいつ? クーデターへの非暴力抵抗を呼びかけ拘束されたスーチー氏側近のNLD幹部、不屈の歩み(2021/03/17)
17 繰り返されるミャンマーの悲劇 繰り返される「民主国家」日本政府の喜劇(2021/03/30)
18 日本の対ミャンマー政策はどこで間違ったのか 世界の流れ読めず人権よりODAビジネス優先(2021/04/04)
19 「日本のお金で人殺しをさせないで!」 ミャンマー国軍支援があぶり出した「平和国家」の血の匂い(2021/04/09)
※「クーデターと私たち~ミャンマー民主化運動伴走記」全文は、以下をクリックしてください。
★★ミャンマー情勢伴走記・永井浩.pdf