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2021年6月21日

写真展 「親子写真まつり」が日本外国特派員協会で開催中

 5月の第2日曜日は「母の日」、6月の第3日曜日は「父の日」、それなら7月の第4日曜日は「親子の日」だ。

 日本で活動する米国出身の写真家、ブルース・オズボーンさん(70)が提唱して2003年からこの運動が始まった。毎日新聞社はオリンパス光学(当時)の協賛を得て、毎月1回、「親子の日」の特集紙面をつくってきた。
https://mainichi.jp/ch151147492i/親子の日

 「親子の日」のイベントとして、応募のあった親子の写真をオズボーンさんが都内のスタジオで撮影。その作品の写真展を開いてきた。

 しかし、その写真撮影会もコロナ禍で今年も中止となった。

 その代わりというわけではないが、世界各地の親子の姿を撮影した写真展が日本外国特派員協会(千代田区 丸の内 3-2-3「丸の内二重橋ビル」5階)で開かれている。

 毎日新聞に掲載された記事(6月18日東京版)を転載したい。

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「親子というベーシックな関係について改めて考えるきっかけにしてもらえたら」と話すブルースさん=千代田区で

 アジアや欧米、中東など世界各地の親子の姿を写真で伝える「親子写真まつり」(毎日新聞社など特別協力)は、千代田区丸の内3の日本外国特派員協会で開かれている。7月2日まで。入場無料。展示作品は「親子の日公式サイト」(https://www.oyako.org)でも公開している。

 小さなバイクに5人でまたがるカンボジアの家族や、子を肩車した親が一列になってスタートを待つ日本の運動会風景など、ほほえましい作品が目立つが、それだけではない。生きるために越えようとした米国とメキシコとの国境で拘束され、泣き叫ぶホンジュラスの親子など、胸がしめつけられる現場も映し出す。

 企画したのは日本で活動する米国出身の写真家、ブルース・オズボーンさん(70)。「7月の第4日曜を『親子の日』に」と訴えるブルースさんに賛同した世界10カ国の写真家26人が1枚ずつ作品を提供した。

 会場の日本外国特派員協会は「丸の内二重橋ビル」5階。開館は午前10時~午後6時。日曜日と祭日は休館。日程を変更する可能性があるため、電話(03・3211・3161)で確認してからの来館を呼びかけている。【川上克己】

(堤  哲)