2021年8月10日
雲仙・普賢岳大火砕流被害の慰霊活動報告――RKB毎日放送報道局担当局長神戸金史さんの報告
雲仙・普賢岳の大火砕流被害の慰霊活動に関して、ご寄付をいただきまして、ありがとうございました。毎日新聞写真部員らが犠牲になった「定点」の整備・維持管理に充てるため寄せられたご寄付は、7月30日を締め切りとしておりました。集計がまとまりましたので、ご報告いたします。
◆銀行振込 61人 947,000円
◆クレジットカード振込 69人 535,878円
【合計】128人 1,482,878円
銀行振込分は今週、島原市の被災地にある町内会の連合組織「安中地区町内会連絡協議会」さまに全額を振り込みました。
クレジットカード振り込み分は、寄付サイトSyncableにより、手数料(5%)が引かれた約50万円が、月末に振り込まれる予定です。
※ほかに振込手数料が双方で計数百円引かれます。
寄せられたご寄付は、私たちの仲間が被災した「定点」の維持管理にご活用いただきます。以上、ご報告いたします。
被災遺稿整備に寄付を募ります=2月に神戸さんが呼びかけた内容
雲仙被災30年にあたり、地元の方々が、私たちの仲間を追悼し、教訓を語り継ぐ場を整備することを企画しました。「消防団は、報道陣の巻き添えで死んだ」という厳しい目があった中、30年後にここまで来たことは、胸に迫るものがあります。
毎日新聞を含め、長崎に拠点を置くメディアは資金協力で一致しましたが、当時取材に携わり、知人・友人を亡くした方も全国におられます。受け皿となる窓口を作って、広く募金を集めて地元に送り、かつ二度とこうした被災を起こさない誓いとしたい。
当事者である私は、そう考え、寄付専用口座を開設した次第です。
※神戸金史さんは91年毎日新聞入社。長崎支局を振り出しに島原支局、福岡総局。2005年に東京社会部からRKB毎日放送へ。