2021年9月17日
第71期王将戦・挑戦者決定リーグが始まります。スポニチに注目!
渡辺明王将(37)=名人、棋王との三冠=への挑戦権を争う第71期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)の挑戦者決定リーグが23日の豊島将之竜王(31)=叡王含め二冠=―広瀬章人八段(34)戦で開幕する。
11月下旬までの2カ月間で前期成績上位のシード4人と予選通過者3人の計7人で総当たり戦を行う。そのメンバーは——。
➀ 永瀬拓矢王座 ➁ 豊島将之竜王 ③ 羽生善治九段 ④ 広瀬章人八段 ⑤ 藤井聡太三冠、糸谷哲郎八段、近藤誠也七段
注目は藤井聡太三冠(19)=王位、棋聖、叡王=だ。三冠達成が19歳1か月で、羽生九段の22歳3か月の最年少三冠記録を28年ぶりに大きく更新した。10月からの竜王戦7番勝負では、豊島竜王に挑む。年内に四冠達成もあり得る。
棋王戦では3回戦で破れたため、この王将戦で渡辺二冠への挑戦権を得れば、今年度内に藤井三冠が五冠を達成する可能性は残っている。
藤井三冠の王将戦・挑戦者決定リーグ戦の日程は、9月27日対糸谷哲郎八段、10月4日対広瀬章人八段が決まっている。
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スポーツ紙で唯一、将棋のビッグタイトル「王将戦」を主催するスポニチ。2020-2021年シーズンに節目の70期を迎え、王将戦記念誌「70年のあゆみ」を出版した。
それもクラウドファンディングで。目標200万円を掲げて昨年7月10日から募集を始めたが、469人から目標を遥かに超える756万円の応募があった。8月末には募集を終えている。将棋ブームが反映したのは間違いない。
将棋「王将戦」を独占掲載
スポニチ1面トップでこう報じたのは、1977(昭和52)年5月7日だった。王将戦がスポニチ主催となったのは、第27期からである。それ以前は、1951年の第1期から毎日新聞が主催していたが、名人戦も毎日新聞主催に戻ることになって、王将戦は系列のスポニチが主催することになったのだ。名人戦は現在、毎日新聞と朝日新聞の共同主催になっている。
今季、藤井三冠が挑戦者決定リーグ戦を勝ち抜いて、渡辺王将に挑戦するか、最大の話題である。
ちなみにこれまでの王将は以下の通りだ(日本将棋連盟のHPから)。
(堤 哲)