2021年12月17日
元中部本社代表、佐々木宏人さんの著著『封印された殉教』がフランス語で紹介された!
佐々木宏人さん(1965年入社)のノンフィクション『封印された殉教』上下(フリープレス社2018刊)が「パリミッション」(カトリック・パリ外国宣教会)の海外向け機関誌「Mission Etrangeres」に6㌻にわたって紹介された、とFacebookに自身で書いている。
それによると、筆者は、前横浜教区保土ヶ谷教会のジェラール・アダム神父。
辞書を片手に見出しを読むと——。
「戸田神父の死の謎」
Facebookはこう続く。
この事件、終戦後3日後の8月18日に当時横浜教区長だった戸田帯刀神父が、保土ヶ谷教会の司祭館で射殺死体で発見された。戸田神父は前任の札幌教区でも平和主義者として逮捕されて、横浜でも特高、憲兵に付きまとわれていた。
終戦に向けてのバチカンを通じての和平工作の役割を担っていたとも言われ、それが原因となって憲兵に射殺されたとも言われているが、犯人は10年後に東京・吉祥寺教会に「私が殺しました」と自首してきた。カトリック東京教区は調べもせずに”赦し”を与えて、犯人と名乗る男の行方は分からなくなった。
10年近い年月をかけて、北は北海道から九州まで行き、取材、執筆したのだが、その平和を求める姿勢が、アダム神父様を通じて、世界に発信されたとは、ホントにうれしい😊限り。
有難うございますアダム神父様🌈
先ほど神父にお礼の電話をした。「戸田神父の事件、世界に知られていい事件。佐々木さんの努力に応えたかった」といわれた。
サー、フランス語辞書を片手に読んでみよう。何だか「解体新書」を訳した前野良沢の気分。どこまで読めるかなー😂
(堤 哲)
※『封印された殉教』上・下は フリープレス/星雲社刊。上下巻とも税込2,200円
(本体価格: 2,000円)ISBN:978-4-434-24981-5 発売年月:2018年8月23日