トピックス

2023年9月6日

中野翠「徒然つれづれ雑記帳」好評連載中!「サンデー毎日」9月10日号

 「サンデー毎日」の連載コラムは39年目に入った——。

 朝日新聞文化面の連載「語る」にコラムニスト中野翠さんが登場した。

《「サンデー毎日」から連載の打診をされたとき、「普通の身辺雑記は書けないんです。事件とか映画とか関心のあるものを通してしか自分を語りたくないんです」と言ったのを覚えています》

 連載は、1985(昭和60)年7月に始まった。原稿執筆を頼みに行ったのは、元社会部のナンパ記者・市倉浩二郎(65年入社、94年没53歳)である。当時「サンデー毎日」デスクだったのであろう。

 中野さんは、その時のことをコラムに書いている。

 《Iさんは軽快でオシャレな横浜っ子だったが、お互いの父親同士が同じ新聞社の横浜支局で働いていたことが判明した。

 父にIさんの話をしたら「エーッ、I君の息子さんが!」とうれしそうにしていた。ちょっと親孝行をした気分。

 それから間もなくIさんは急逝。まだ四十代だったはずだ》=「サンデー毎日」2016年4月17日号「満月雑記帳」1095回。

 市倉のオヤジは、読売新聞横浜支局の記者で、「海クラ」の顔利きだったと聞いたことがある。オヤジさんも「いっちゃん」と呼ばれていたそうだ。

 「週刊朝日」は休刊になったが、「サンデー毎日」は健在だ。

 中野さん、ご健筆を!

(堤  哲)