2024年3月4日
元科学環境部長、論説委員の元村有希子さん、同志社大学生命医科学部の教授へ
3日、ひな祭りの日曜日。TBS「サンデーモーニング」に、元科学環境部長・元村有希子さんが出演していた。
元村さんは、2月28日付「水説」で、「今回を最後に35年間の新聞記者生活を卒業します」と、毎日新聞を退職することを明らかにしていた。
「エッ辞めちゃうの」とメールすると、こんな返信があった。
《この3月末をもって、毎日新聞社を退職します。
「平成一期生」として入社し、35年間の社歴のほとんどを記者として過ごしました。
初任地の北九州をはじめ、下関、福岡、そして東京と、たくさんの方々と出会い、育てられました。
2001年からは科学記者として研究の世界に足を踏み入れ、その奥深さと躍動感に魅了されました。
最後の5年近くは論説委員として、事象を広い視野でとらえ、答えのない問いに辛抱強く向き合う大切さと難しさを学びました。
メディア出演や書籍の出版などを通して、違う世界を垣間見ることもできました。
みなさまからいただいたご恩は、私にとってかけがえのない宝物です》
さらに
《4月より、京都に拠点を移し、同志社大学生命医科学部で働きます。
科学コミュニケーター養成副専攻の特別客員教授として、引き続き、科学と社会をつなぐ活動のお手伝いをします。
同じ目的地を目指し、船を乗り換え、新たな気持ちで航海を続けます》と。
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ジャーナリズムからアカデミアへの転身。健康に留意してご活躍を祈る!
(堤 哲)