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2024年8月7日

「甲子園で校歌」は、人見絹枝さんの発案でセンバツ第6回大会から

 朝日新聞6日付朝刊に、1928(昭和3)年アムステルダム五輪陸上女子800㍍で銀メダルを獲得した、当時大阪毎日新聞運動課記者人見絹枝さんの記事が掲載された。

 甲子園大会で勝利チームを称えて校歌吹奏と校旗掲揚をするのは、人見絹枝さんの発案で、1929(昭和4)年の第6回センバツから始まったというのだ。

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人見絹枝さん

 人見さんは、オリンピックの表彰式で、メインスタジアムに国旗があがり、国歌が吹奏されるのに感激、「センバツでも実施したら」とアイデアを出し、同じ大毎運動課記者だった小野三千麿(慶大卒の名投手、野球殿堂入り)が提案して、実施された(毎日新聞社刊『センバツ野球60年』)。

 阪神甲子園球場100年の記念の年に、49校の頂点に立ってメインポールに校旗をあげ、校歌斉唱をするチームはどこか。熱戦が7日から始まった。

(堤  哲)