トピックス

2025年1月30日

亡くなった森永卓郎(67歳)の父親は元毎日新聞の海外特派員

 経済アナリスト森永卓郎さんが28日、死去した。67歳だった。父親の森永京一さん(2011年没85歳)は元毎日新聞ウィーン支局長、ジュネーブ支局長だった。

画像

 卓郎さんが週刊誌のインタビューに答える記事がネットにある。「小学校1年時は、父の留学先の米ボストン、4年時にウィーン(オーストリア)、5年時にジュネーブ(スイス)と転々として過ごした」と話している。

 海外勤務を終えて日本に戻ったのが1969(昭和44)年2月。国会図書館のデジタル資料で調べると、外信部記者として活躍していたのだろう。「Newsweek」に頻繁に寄稿、毎日新聞社から出版された『歴史はここに始まる』『この百年』などに、トインビーや、相対性原理のことを書いている。

 旧制佐賀高から東大文学部社会学科を1951(昭和26)年9月卒業、毎日新聞に入社した。「獨協大学英語研究」誌の編集委員を務めている。獨協大学の英語教師(教授)だった。

(堤  哲)