2025年11月25日
NHKの人気番組「激突メシあがれ」に妻が出演、優勝しました! 現役社員の塩崎崇さん一家の体験記


妻がテレビに出るという。にわかに信じがたかったが本当らしい。番組に応募して決勝出場の3人に選ばれたそうだ。そりゃ大変だ。
NHK総合の「激突メシあがれ ドーナツ回」だそうだ。この仕事の性か元々の性格か、過去の回(それぞれ違う料理や食材)を見あさり番組の構成や癖を自分なりに分析した。頼まれてもいないのに。そして「やはりストーリーが必要でしょ」という思いに行き当たりそれとなく妻に吹き込んだりした。うざかっただろう。


撮影クルーが初めて自宅にきた日、テーマを言い渡された。テーマは「手みやげにしたい!とっておきドーナツ」。手みやげ? 誰への? どこに行くの? いろいろ謎が浮かんだがその答えも自分で考えるそうだ。それから妻は試作を重ねた。当然、私と子どもはドーナツを食べる機会が増えた。その影響は推して知るべしである。
テーマ言い渡しから1ヶ月間、クルーや担当ディレクターが何度か自宅や妻の職場を訪ねた。ものすごい量と密度の取材だった。その合間に、妻は野生の酵母を探しに白神山地(秋田・青森両県にまたがる)に行ってしまった。しかも日帰りで。やぶをかき分け酵母を探す映像もテレビに流れた。およそ料理バラエティとは思えず「電波少年」か「ふしぎ発見」の類いかと見間違えた。

そして決勝の地は京都。家族で乗り込み、私と子ども2人は、キッチンスタジオのセット裏のスペースでモニター画面を見ていた。料理も審査員の試食も審査結果発表も、私たちにとっては「生放送」だった。結果は優勝。全くわからない世界の審査ものだし、なんとも実感がわかない。多分妻も同じだろう。
ただ間違いなく言えるのは、妻は頑張ったこと、押し寄せる難題に立ち向かったこと、いろいろ試してスタジオで料理して芸能人と話して楽しんだこと。私と子ともたちも頑張ったこと、楽しんだこと、そしてたくさん食べたこと。とにかく家族全員にとって得がたい経験だった。私にはもう2度とない経験だろう。妻と子どもは「まだわからない」としておこう。「祝勝会」というより気分的には「お疲れ様会」を京都の焼肉屋で開き、疲れ果ててみな泥のように眠った。

出演と放送予定日を周囲に伝えても、その時点では結果や内容(優勝したか どんなドーナツを作ったか など)は言えない。「よろしければご覧ください」と言い続けた。迎えた11月12日、私は夕方会社を出て自宅で放送を見始めた。偶然目にした会社の偉い方からリアタイでメッセージがきた。また自分の部署(編集制作センター=整理部)から「みんな仕事の手をとめて見てます」と連絡がきた。放送された午後8時台は最早版をつくる佳境の時間帯。大丈夫だったのだろうか。
結果が出ると、「おめでとう」とともに「差し入れ待ってます!」という複数のメッセージが届いた。妻に聞いたら「いくらでも作りますよ」と。リクエストしてくれる同僚も、応えてくれる妻も最高です。ただしOBOG全員分は無理なので悪しからずご了承ください。
放送後、妻は、一緒に出場したお二人や別の回の出場者と相互フォローしたりやりとりしたりしている。私は長く接点のなかった同僚から連絡がきたり名前も知らない若い社員に「きのう見ました」と言われたりしている。ゴミ出しに行ったら「きのう見てびっくりしたよ」と声をかけられた。この番組を通じて、交流の輪ができた。さすがはドーナツだ。
(96入社 編集制作センター(旧整理部)東京グループ 塩崎 崇)
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毎友会サイト編集担当、小川一からひとこと
塩崎さんはすぐれた編集センスと的確な判断でとても頼れる整理記者でした(今も現役ですが、私の思い出話なので過去形にしました)。とりわけ2016年1月14日朝刊の紙面には仰天しました。SMAP解散危機報道を受けてSMAPの歌の題名や歌詞で見出しを連ねるという離れ業をやってのけたのです。大きな反響を呼び、「神紙面」と呼ばれ、毎日新聞販売店にはこの日の朝刊を買い求める人が相次ぎました。朝日新聞のサイトが取り上げてくれたので紹介しておきます。

https://withnews.jp/article/f0160114001qq000000000000000w02j0601qq000012914a
塩崎さんの妻愛さんが見事優勝した番組の内容はここでご覧になれます。
https://nhk.shigeyuki.net/?p=13128
「神ドーナツ」「神紙面」の差し入れをお待ちしています。