2020年5月9日
古森義久著 『新型コロナウイルスが世界を滅ぼす』
毎日新聞の先輩で産経新聞ワシントン駐在客員特派員・古森義久さん(79歳)から新著が届いた。
テーマは新型コロナウイルス。相変わらず手が早い。
書き出しは、《すべては武漢で始まった》。
集団感染のプロセスを《まず東京で目撃、体験し、その後、まだ感染の圏外だったアメリカの首都ワシントンに移動した。すると、まもなくウイルスは超大国で燎原の火のように広がった》《アメリカで最初の感染者は、1月21日に西海岸のワシントン州で確認された30代のアメリカ人男性だった。仕事で武漢に滞在して、アメリカに戻ったところ、ウイルス感染が判明した》
一方で中国は、《米軍が武漢にコロナウイルスを持ち込んだ》との情報を流す。2019年10月、武漢で行われた「世界軍人陸上競技大会」にアメリカの軍人170人が参加したからだ。
感染源をめぐる米中戦争である。
2020年5月ビジネス社刊、1,400円+税
(堤 哲)