新刊紹介

2022年2月2日

元毎日新聞記者(現産経新聞)、古森義久さんが新刊『中国、13の嘘』

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 石原慎太郎元東京都知事が亡くなった2月1日、古森義久さんから最新作が届いた。『中国、13の噓』。第1章が「北京冬季五輪の噓」。北京五輪開幕直前に刺激的な書下ろしだ。

 古森さんは社会部の先輩で、私(堤)がサツ回りの時、警視庁捜査二課を担当していた。産経新聞北京特派員(中国総局長)だった1998年8月、毎日新聞論説委員OBらの「北京・上海マスメディア調査団」(団長鳥井守幸さん、副団長天野勝文さん)の一員として北京でランチをご馳走になったことを憶えている。調査団の秘書長澁澤重和さん(当時昭和女子大教授)は古森さんと一緒に警視庁捜査二課を担当していた。

 本にある著者紹介――。

 産経新聞ワシントン駐在客員特派員。1963年慶應義塾大学経済学部卒業後、毎日新聞社入社。72年から南ベトナムのサイゴン特派員。75年サイゴン支局長。76年ワシントン特派員。81年米国カーネギー財団国際平和研究所上級研究員。83年毎日新聞東京本社政治部編集委員。87年毎日新聞を退社して産経新聞社に入社。ロンドン支局長、ワシントン支局長、中国総局長、ワシントン駐在編集特別委員・論説委員などを経て、2013年から現職。2010年より国際教養大学客員教授を兼務。2015年より麗澤大学特別教授を兼務。

 産経新聞に転社した時、パーティーでこう話した。

 「原稿を書く、マス目を埋める作業は、毎日新聞時代も、産経に移っても全く変わらない。新聞記者ほど移籍の自由な職種はないのではないか」

(堤  哲)

 飛鳥新社刊、定価1500円(税込)ISBN:9784864108645