2023年9月20日
元エコノミスト編集長、高谷尚志さんが『「忠犬ハチ公VS吉永小百合」 わが代々木上原物語 小田急線・ 参宮橋、代々木八幡、代々木上原、東北沢』をAmazon から出版
長いタイトルの書籍を Amazon から 紙の本と電子書籍上下巻で出版 いたしました。(末尾に《プレゼントのお知らせ》あり)
https://photos.app.goo.gl/DpiyhCEyi2iKpec57
忠犬ハチ公 が 生誕100年、 吉永小百合さんは新作映画 「こんにちは 、母さん」 で改めて人気を集めているあたりに便乗したわけではありません。
この小田急線の駅名は 私が卒業した東京の中学校(渋谷区立上原中学校)の学区域なのですが、代々木上原駅から新宿に向かう小田急線の車窓左手の高台は吉永小百合さまのご自宅があるいわば聖地。
吉永小百合さんが卒業された渋谷区立代々木中学校の皆さまは、「オレのワタシの中学校は吉永小百合がね」、この一言でだいたいどこへ行っても出身地紹介ができてしまうという有利なポジションにいたわけです。
お隣同士の上原中学校には何かそういうビッグネームがないの、と中学校の同級生に尋ねたところ、ありますよ、忠犬ハチ公ね あれは富ヶ谷(代々木八幡)の犬なんですよ。
これにはびっくりしましたね。 忠犬ハチ公って、渋谷駅の犬かとばっかり思ってたもので。代々木中学に吉永小百合がいれば、上原中学には忠犬ハチ公がいる。タイトルの由来はそれです。実際、渋谷駅改札口でハチ公が送り迎えをしていた東大の先生が亡くなった後 、ほどなくしてハチ公の世話をしていたのは 富ヶ谷の植木職人の方で、そのお孫さんは富谷小学校、上原中学を卒業しています。新藤兼人さんの映画「ハチ公物語」のように決して野良犬になったわけではありません。
毎日新聞退職後の仕事先千葉県銚子の千葉科学大学で、親しくしていた別の学科の先生との何気ない会話で、先生の中学の後輩に吉永小百合がいたという話が出たので、私、ズバリそれは代々木中学ですね、先生はびっくりされ、どうして知ってるの。 私はその隣の上原中学卒業なもんで。 先生と私、吉永小百合さんのお引き合わせで中学校の頃はご近所同士ということがわかったわけです。そんなことをきっかけに 昔の中学校学区域ってどんなところだったのかと、にわかに関心が高まってきまして、あれこれ調べ出したのです。
この地区ではない方々にも ご理解が進むように、地図を作成しました。忠犬ハチ公は富ヶ谷から渋谷駅までとその足跡は広範囲に及びましたので、地図もだいぶ大きくなっております。
少し内容を紹介しますと、 代々木上原といえば何と言っても古賀政男さん。 昔の大豪邸は、今は音楽博物館とかコンサートホールとかJASRAC( 日本音楽著作権協会)。古賀さんは大学を出てすぐにこの豪邸の近くに家を借りて住んでますので、豪邸と旧邸でなにが起きたのか。
豪邸の周りには、森山良子、かまやつひろし、宇崎竜童、ペギー葉山がいました。宇崎竜童とは上原小学校で6年間同級だったもので、小学校から現在に至るまで エピソード満載。
安倍晋三さんは富ヶ谷・代々木八幡なのですが、早く言えば学生の頃の安倍晋三さんと幼少期のキムタクは同じ空間で過ごしています。またキムタクはその幼少期、春の小川のほとりで育ってるんですね。キムタクの頃はすでに暗渠ですが、日本人の頭の中には清らかなせせらぎのイメージが焼きついています。
安倍晋三さんの銃撃事件の後、また思い出されてきたのが山口二矢の浅沼稲次郎刺殺事件。 沢木耕太郎さんがその詳細を『テロルの決算』に描いているわけですが、 ちょうど 小田急線を挟んで新宿に向かって右手に居住していたのが被害者、安倍晋三氏、左手が加害者、山口二矢の出身地。
沢木氏の真面目な著作に書いていないこと。山口二矢は渋谷区立西原小学校から代々木 中学に進学するわけですが、西原小学校の2学年下に吉永小百合がいた。そればかりではありません、2人とも小学生の時にラジオ番組で大活躍していた。
今ホットな話題のジャニー喜多川も、 代々木上原のとある豪邸の車庫でクライスラーのプリムスを管理・運転していた。姉のメリー喜多川も豪邸内に起居していた。これはどこにも書いてありません。
また、関西の方々のために、史上初女性知事誕生、なぜ大阪だったのか、今や日大理事長でご苦労の極みの林真理子氏も1枚絡んで、その秘密は代々木上原に、これもどこにも書いてないことでしょう。
というわけで 表紙にいくつも書き込んである有名な方々のお名前とか、事象とか、 エピソードたっぷりの 上下巻 700 ページ となっております。
これは多分 業界初だと思うのですが、 電子書籍の定価は紙の本のちょうど半額に設定してあります。
《プレゼントのお知らせ》
・あまり 毎友会 HPに居座っていてもいけないもので、応募要項は高谷のブログにて。
<urayasudezuniのブログ>で検索してください。
・応募資格毎友会読者、現役の方も可。
上記ブログでは「毎友会」を「MYK」と暗号化してあります。
・締め切り 9月末日
・ 応募の宛先メールアドレス(ここ以外には表示してありません)
(高谷 尚志)
『「忠犬ハチ公VS吉永小百合」 わが代々木上原物語 小田急線・ 参宮橋、代々木八幡、 代々木上原、東北沢』はAmazonから出版。オンデマンドで、定価は上巻2,500円、下巻3,000円。
読んでみて一言、「新聞記者って、書くのが好き」―元経済部長、佐々木宏人さんのフェイスブックから
新聞記者って、幾つになっても書く事が好きなんだね。
当方もそうだけど何十年も原稿を書いて来て、停年になって書く場所が無くてもなんとか見つけて書いて行く人が多い。
後輩の経済部記者だった高谷尚志くんが、「忠犬ハチ公vs吉永小百合 わが代々木上原物語」上下巻、これがA4で全部で700㌻ある。当方もノンフィクション「封印された殉教」(2008年フリープレス社刊)は、平和を希求したカトリック神父の終戦直後射殺されたを上下巻にまとめた。
だけど高谷君、自分の住んでいた「代々木上原」という狭い地域のことを中心に書いて、700枚の上下巻にまとめ上げる力量は尋常じゃない。とにかく、アメリカ帰りのジャニー喜多川が、ワシントン・ハイツにもぐりこんで、少年野球チームを結成する。しかしワシントン・ハイツが占領後、代々木公園になる。ジャニー喜多川は音楽の少年グループを立ち上げて行く。それからのことは御承知の通り。ジャニー喜多川が戦後の混乱の中で、この代々木上原が今日の原点となっていた事を初めて知った。
とにかくこの代々木上原周辺、古賀政男、ペギー葉山、吉永小百合などが住み、高谷くん自身、宇崎竜童と小学校同級だと言う。昭和の血盟団事件、5・15事件のアジトもあったり、それが安倍晋三首相邸と近かったり、そのセンスはやはり新聞記者。
でも読みやすく。小田急線参宮橋、代々木上原、代々木八幡、東北沢周辺に住んでいる人手に取ってみてはどうだろう。
電子書籍なのでAmazonで紙の本、デジタル版で購入できる。